こんにちは、桃ノ木です。
イタリア渡航の準備の中で、私が個人的に最も大変だと感じたのがVISA(ビザ)申請でした。今回は、実際の経験をもとに、VISA申請のためにイタリア大使館で行われた面接当日の様子についてお話ししたいと思います。
これから申請をされる方の参考になれば嬉しいです。ぜひ最後までご覧ください。
【注意】
こちらは、「2025年6月」に「語学留学用」のVISA申請を「駐日イタリア大使館(東日本管轄)」で行った際の状況を、当時の経験に基づいて共有するものです。
申請時期や留学の目的、また在大阪イタリア総領事館(西日本管轄)での申請などにより、必要書類が異なる場合があります。さらに、VISA申請に必要な書類は頻繁に変更されるため、実際に申請される際は、必ずご自身で大使館または総領事館が発信している最新情報をご確認ください。
VISA申請者専用出入口・待合室
イタリア大使館でビザ申請を行う場合、専用の出入口があります。正門を通り過ぎ、2つ目の門のところにVISA申請者向けの案内があります。その門をくぐって中に進むと、入館受付でパスポートの確認が行われます。
確認が終わると、電子機器をロッカーに預け、館内に入るよう案内されます。携帯電話などの電子機器は持ち込みできませんので、メールの履歴やメモなどを補助資料として使用したい場合は、事前に印刷するかノートに書き写しておく必要があります。
受付を済ませて進むと、申請窓口のある待合室に入ります。待合室では、順番に呼ばれますので、申請窓口に自分から声をかける必要はありません。順番に申請書類の確認と面接が行われますが、予約時間ちょうどに面接が始まるとは限りません。
待合室にはイタリアに関する本も置かれていますので、読書をしながら待ち時間を過ごすこともできます。

正門前を赤い矢印の方向に進みます。道順がわからない場合は、正門に警備員がいますので、尋ねると説明してもらえます。

VISA窓口の案内がありますので、インターホンを押して申請に来たことを伝えると、入館の許可が得られます。
VISA申請面接
窓口では、担当者に書類一式を提出します。このとき、チェックリストの順番に沿って書類を並べておくと、確認作業がスムーズに進みます。担当者は書類を確認しながら、気になる点について随時質問してきます。
私の場合は、「語学力を証明する書類を持っているか」と尋ねられたため、提出しました(チェックリストには記載がなかったため、申請書類とは別に手元に用意していました)。また、職歴についても質問がありました。
書類の確認が一通り終わる頃、担当者からイタリア語で「お名前は?」「どこに住んでいますか?」「なぜイタリア語を学びたいのですか?」と質問されました。おそらく語学力を確認する目的だったと思われます。
特に問題がなければ、「最終確認を行うので、席でお待ちください」と指示されます。その後、再び呼ばれた際に指紋の採取が行われ、VISAの受け取りに関する書類が渡されます。
受け取りは、2週間後以降の平日午前中であれば、いつでも可能とのことでした。ただし、2週間の間に提出書類等に不備が見つかった場合は、連絡があるそうです。
VISA受け取り(2週間後)
VISAは、申請時と同じ場所で受け取ることができます。受け取りの際は、申請時に渡された控え書類が必要となるため、忘れずに持参してください。
受け取りの際には、入学許可書と保険の原本も返却されました。
手続きは驚くほどスムーズで、入館から約10分ほどでVISAを受け取ることができました。